リッチレットはユーザー要求に応じて、必要なコンポーネントを作成する小さなJavaプログラムです。
ユーザーがURLを打つと、ZKローダーは指定されたURLのリソースがZUMLページかリッチレットかを確認します。ZUMLページである場合、ZKローダーは前の章で説明したように、ZUMLページのコンテンツに基づいて、自動的にコンポーネントを作成します。
リソースがリッチレットの場合、ZKローダーが処理をリッチレットに任せます。どのようなコンポーネントをどのように作成するかはすべてリッチレットが決めます。つまり、開発者はプログラム的に必要となるコンポーネントをすべて作成しなければなりません。
ZUMLページかリッチレットかを選ぶのはプログラマーしだいです。ほとんどのプログラマーはZUMLページにします。その理由はZUMLページのほうが簡単でわかりやすいです。
リッチレットを実装するのは簡単です。はじめにorg.zkoss.zk.ui.Richletインターフェースを実装して、そしてURLでリッチレットの関係を宣言します。