ZUMLページ中に埋め込まれたスクリプトにおいては、暗黙オブジェクトを使用すれば効率的にコンポーネントを参照することができます。zscript要素に囲まれるJavaコードとイベントリスナを指定するための属性はこれらのオブジェクトを使用できます。また、EL表記でも使うことができます。
例えば、selfは処理されているコンポーネントを表すorg.zkoss.zk.ui.Componentのインスタンスです。以下の例で、selfによってイベントリスナ内のコンポーネントを識別します。
<button label="Try" onClick="alert(self.label)"/>
同様にして、現イベントeventはイベントリスナによって処理されています。このようにして、上のプログラムは以下と同様の働きをします。
<button label="Try" onClick="alert(event.target.label)"/>